チョコレートを選ぶ時、「プラリネ」という言葉を耳にしますね。
プラリネとは、香ばしく煎ったアーモンドやヘーゼルナッツに、砂糖を煮詰めて作った糖液絡めたものです。
でも3種類の意味があるのはご存じですか?その意味を知ると、チョコレート選びがもっと楽しくなりますよ。
そして、ショコラティエの10種類のプラリネを食べ比べた私のおすすめのプラリネもお伝えします!
目次/contents
プラリネとは
香ばしく煎ったアーモンドやヘーゼルナッツに、砂糖を煮詰めて作った糖液絡めたものです。
カラメル色のカリカリ砂糖をまとったキャラメリゼされたナッツのことですね。
また、それを粉砕、ペースト化したものがプラリネペーストですが、略してプラリネと呼ぶこともあります。
さらに、そのプラリネペーストにチョコレートを混ぜたものをプラリネと呼ばれます。
少しややこしくなってきましたね。
要は、ナッツをキャラメリゼしたもので、そのままでも、ペーストにしても、チョコレートと混ぜたものもまとめて「プラリネ」と呼ばれているのです。
ちなみにですが、ドイツで「プラリーヌ」というとボンボンショコラ全般のことをいうそうです。
ドイツでボンボンショコラを購入する時には注意してくださいね!
それでは、3種類の「プラリネ」の種類と使われ方についてみていきましょう。
プラリネの種類と使い方
①キャラメリゼされたナッツのプラリネ
フランスでは「プラリーヌ」という名の砂糖菓子として販売されています。
②ペースト状のプラリネ
主に製菓材料として使われます。
- アーモンド
- ヘーゼルナッツ
- アーモンドとヘーゼルナッツのミックス
③プラリネペーストにチョコレートを混ぜたプラリネ
②のペースト状のプラリネにチョコレートを混ぜたもので、主にボンボンショコラのセンター(中身)や生ケーキのパーツに使われます。
ここで、ナッツとチョコのペーストといえば「ジャンドゥーヤ」も思い浮かびますよね。
プラリネとジャンドゥーヤの違いはこちらです。
プラリネとジャンドゥーヤの違い
ジャンドゥーヤはキャラメリゼしたナッツをペースト状にして、チョコレートと混ぜ合わせたものです。
プラリネは上記の通り、3つの意味がありますが、ジャンドゥーヤは必ずチョコレートと混ざっています。
そして、ジャンドゥーヤはイタリア生まれのお菓子です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ジャンドゥーヤとは?ジャンドゥイオットやクレミーノとの違いは?
プラリネとボンボンショコラの違い
ボンボンショコラは一口サイズのチョコレートの総称です。
プラリネはボンボンショコラのセンター(中身)として使われます。
「ヘーゼルナッツプラリネのボンボン」「アーモンドプラリネのボンボン」というわけです。
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おすすめ!プラリネの美味しいチョコレート
キャラメリゼされたナッツのプラリネといえば
マゼ 「プラズリン」(フランス モンタルジー)
アーモンドを香ばしくローストして、カラメルをコーティングしたフランス伝統菓子です。
1903年創業の時からの商品で、周りの歯ごたえのあるカラメルと香ばしいアーモンドのプラズリンは、時代を超えて愛されています。
ちょっと固いので食べるときには注意してくださいね!
プラリネのボンボンショコラといえば
パトリック ロジェ 「プラリネ」(フランス)
これはもう、本当に美味しいのです。
フランスのショコラティエのプラリネの10種類のボンボンショコラを食べ比べた結果、ダントツの美味しさでした。
(もちろんほかのショコラティエの9種類のボンボンも美味しくて甲乙つけがたいものでした)
パトリックロジェだけは、ヘーゼルナッツの旨みが感じられ、ヘーゼルナッツの香りが口の中にふわりとひろがるのです。
またクラッシュしたヘーゼルナッツのカリカリとした食感と香ばしさがアクセントとなります。
これはもう、芸術です。
(パトリックロジェ氏のアトリエはチョコレートの巨大なオブジェがあり、まさに彼は芸術家とだといわれています。)
是非一度お試しあれ!
まとめ
今回はプラリネとは何か、そして3種類のプラリネがあることをお伝えしました。
- キャラメリゼされたナッツのこと
- キャラメリゼされたナッツをペーストにしたもの
- キャラメリゼされたナッツのペーストにチョコレートを混ぜたもの
1のキャラメリゼされたナッツは、そのまま食べることもできますね。
これはフランスの伝統的な砂糖菓子です。
3のまたプラリネペーストをチョコに混ぜたものはボンボンショコラのセンターとなることが多いです。
このプラリネペーストだけの瓶詰もあるのですが、それはもう止まらない美味しさです。
ナッツとチョコレートの相性は危険なほどよく合います!
コメントお待ちしております!
1 thought on “プラリネとは?ボンボンショコラやジャンドゥーヤとのちがいは?”