ジャンドゥーヤとは?ジャンドゥイオットやクレミーノとの違いは?

ジャンドゥーヤとは?ジャンドゥイオットやクレミーノとの違いは?

ジャンドゥーヤとは、カラメリゼしたナッツをペーストにして、チョコレートとともにローラーにかけ、なめらかな塊にしたものです。

これはイタリアの製菓材料で、イタリアの伝統菓子「ジャンドゥイオット」や「クレミーノ」の材料となります。

その出生の秘密や、ジャンドゥーヤの伝統菓子の絶対食べてほしい逸品をご紹介します。

「ジャンドゥーヤ」と同様に使われる「プラリネ」との違いもお伝えしますね。

ジャンドゥーヤとは?

ヘーゼルナッツやアーモンドをカラメリゼ(砂糖を加熱してカラメル状にしたものをナッツに絡める)をして、ペースト状にすりつぶし、チョコレートと混ぜ合わせたものです。

起源はヘーゼルナッツで有名なイタリア北部のピエモンテ地方、イタリアの製菓材料として使われています。

例えば、イタリア伝統菓子のジャンドゥーヤをボートをさかさまにした形に成型した「ジャンドゥイオット」や、キューブ型のクレミノ、ボンボンショコラのセンターにも使われますね。

イタリア菓子はナッツのナッツが美味しいものが多いので、ナッツ好きにはうれしいですね。

それでは、ジャンドゥーヤをつかった イタリア菓子を詳しく見ていきましょう!

(ちなみに、ジャンドゥージャgiandujaとも呼ばれますが、ジャンドゥーヤ gianduiaと同じです。)

 

ジャンドゥーヤから作るイタリアのお菓子

ジャンドゥイオット(gianduioto)

ボートを裏返した形のジャンドゥーヤで、ピエモンテ州のトリノの名菓です。

金や銀色の包み紙で個包装されているものが多く、プレゼントにもいいですね!

有名なのはカファレルや、ヴェストリですね。

私が感動したのはユミコサイムラのジャンドゥイオットです。

(詳しくは後半にまとめて書きますね)

 

出生の秘話

1800年代のナポレオン帝政の時代、カカオ豆の入手が制限されたので、チョコレートがあまり作れなくなりました。

では、自生しているヘーゼルナッツを加えて量を増やそうと、カカオ豆と一緒にペースト状にして固めて作ってみたそうです。

それが想像以上の美味しさ!

ということで、制約があったからこそ、新しいお菓子が出来上がったのです。

 

クレミーノ(cremino)

ジャンドゥーヤで作った小さなキューブ型のチョコレートです。

コーヒーやピスタチオ等、風味の違うジャンドゥイオットを3層にして、四角くカットされたキューブ状になっています。

ひとつづつ個包装されていることが多いですね。

 

そのほかにも、ジャンドゥーヤをたっぷり使ったタルトや、アイスクリームもあります!

サクサクのサブレにジャンドゥーヤを挟んだ贅沢なお菓子も!!

ナッツとチョコレートの鉄板の組み合わせのお菓子は、どれも手が止まらなくなる美味しさですよね。

想像しただけでもう食べたくなってきました。

ジャンドゥーヤのケーキとアイス

 

イタリアのことばかりでしたが、ほかの国ではどうなのでしょう。

ナッツとチョコレートといえば「プラリネ」も気になるところなので、その疑問にお答えします。

ジャンドゥーヤとプラリネの違い

簡単にいうと、「ジャンドゥーヤ」はイタリアの、「プラリネ」はフランスの製菓材料の名前です。

「ジャンドゥーヤ」はカラメリゼしたナッツペーストにチョコレートを混ぜたもの

対して、「プラリネ」は、カラメリゼしたナッツそのもの、それをペーストにしたものも「プラリネ」と呼びます。

もちろん、ナッツのペーストにチョコを混ぜたものも「プラリネ」です。

 

国の違いと、ジャンドゥーヤは絶対にチョコレート入り、プラリネはチョコありもチョコなしもあるということです。

 

プラリネの詳細はこちらをご覧ください!
プラリネとは?ボンボンショコラやジャンドゥーヤとのちがいは?

 

ではでは、おすすめのジャンドゥーヤを使ったイタリア菓子を伝えします!

 

絶対たべてほしい!ジャンドゥーヤ菓子

ジャンドゥイオットといえば、カファレルで、みんなに愛される美味しさです!

少し甘みが強いかなと思ったときは、少しずつたべたり、砂糖なしのコーヒーやカフェラテと相性が良いのでお試しくださいね。

 

そして、感動の一品は、「ユミコサイムラのピッコロジャンドゥイヤ」です。

作り手はイタリアでピッコラ パスティチェリア」を営む、日本人の才村由美子氏。

 

才村氏のその探求心の強さと真摯さで、丁寧に作られたピッコロジャンドゥイヤは食べた人を次々と魅了していきます。

ヘーゼルナッツのもつ香りと旨みをギュッと凝縮した味わい、こだわりのカカオ豆から作るチョコレートもナッツとの相性を考えて作られ、ナッツとチョコの良さをお互いに引き立てています。

口どけがとてもよく、濃厚さとキレの良さを持ち合わせ、ヘーゼルナッツの香ばしさの余韻を楽しめます。

国際大会で何度も金賞に輝いているのも必然です。

 

バランタイン時期には日本にも出展されますので、ぜひ一度召し上がってみてほしい一品です。

 

まとめ

ジャンドゥヤについてお伝えしました。

カラメリゼしたナッツをペーストにして、チョコレートとともにローラーにかけ、なめらかな塊にしたものでしたね。

これはイタリアの製菓材料で、イタリアの伝統菓子「ジャンドゥイオット」や「クレミーノ」の材料となります。

「プラリネ」はフランスの製菓材料で、チョコレートと混ぜたものと、混ぜていないものがありした。

おすすめのジャンドゥイオットもぜひ召し上がってみてください。

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2 thoughts on “ジャンドゥーヤとは?ジャンドゥイオットやクレミーノとの違いは?”

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