2000年、30歳でM.O.F(フランス国家最優秀職人)を獲得した実力派ショコラティエ「パトリックロジェ」氏。
ショコラティエであるとともに、彫刻家としても活動されています。
ショコラトリーでのチョコレートの巨大なオブジェもすべて自身で作られたものです。
シンプルなチョコレートから独創的なチョコレートまで、多岐にわたるパトリックロジェのチョコレートは、最上のチョコレートを作るために常に最良の原材料を求め、日本の食材も取り入れられています。
そんなパトリックロジェ氏の魅力をじっくりとお伝えします。
では、お店紹介からいってみましょう!
目次/contents
パトリックロジェのチョコレートはどこで手に入るの?
日本だけでなく世界中から愛されているメゾン「パトリックロジェ」は、フランスのフランス国内に9店舗あります。
残念ながら日本の常設店はありませんが、オンラインショップがあり購入することが可能です!
フランスからのお取り寄せになるので割高になりますが、食べて損はないですよ!
店舗名 パトリックロジェ
店舗URL https://www.patrickroger.com/ja/
パトリックロジェのチョコレートを手がけるショコラティエ、実はちょっと変わった経歴の持ち主です。
彼のセンス・技術の高さはフランスが認める程で、名誉ある章を受勲しています。
日本にも数年前個展を出展されていたそうなのですが、チョコレートだけでなく芸術面での才能を見せつけました。
異色の経歴を持つ人間国宝級ショコラティエ パトリック・ロジェ氏
パトリックロジェのショコラティエであるパトリック・ロジェ氏は、日本では人間国宝級の章にあたる「MOF」を2000年に獲得し、2011年に「C.C.C」の5タブレットを獲得、そして2018年にフランスの最高勲章である「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」受勲を果たしました。
そんなロジェ氏が作るチョコレートは、こだわりぬいた自家農園のアーモンドや、ピエモンテ産のヘーゼルナッツを低温でゆっくりと時間をかけローストし、その香りを最大限に引き出し、香り高く仕上げたプラリネが絶品です。
そのため彼についた異名が「プラリネの魔術師」!
多くのチョコレート愛好家だけでなく著名人・同業者からも、
「彼のつくるチョコレートは別格。」
と言わしめる程。
ロジェ氏は彫刻家としても活躍し、2018年には日本にも自身の個展を初出展。
日本では初となるロジェの彫刻展「TRAVELS TRAVEL(LER)」(=空想しながら鑑賞する)
チョコレートを直に削った作品や、ダイアモンドの原石・コンクリート・ブロンズ・大理石を使用した作品が個展には並んでいました。
どこまでがチョコレートなのか?
と感じるくらい見ごたえのある作品群。
また開催されるのを切望します。
さて、多くの著名人・同業者からも人気のあるパトリックロジェのチョコレート。
彫刻と同じように、独創性あるチョコレートをご紹介していきます!
まずは、日本人パティシエが、サロンデュショコラ日本出展時大きく関わったのがこちらのチョコレートなのです^^
そのパティシエは、パトリック・ロジェ氏と交友関係を築き、乗れない「ドゥカティ」のバイクを買ったという逸話がありますが、それはまた別のお話…。
幻想的で美しいボンボンショコラ ドゥミ・スフェール(3カラー)
パトリックロジェおすすめチョコレート1個目は「ドゥミ・スフェール(3カラー)」です。
見た目の美しさに高揚感を覚えるチョコレートではないでしょうか。
緑の蓋を開けると、黒い箱に入った美しい惑星のようなチョコレートが均等に並び、
- アマゾン(キャラメルライム)
- ソヴァージュ(柚子・レモンバーベナ)
- ミストラル(キャラメルハチミツ)
の3種類が楽しめます。
カリッとした表面の中からあふれ出るガナッシュの風味が口いっぱいに広がり幸福感が半端ないです!
実は、このドゥミ・スフェールは日本のサロンデュショコラ出展時、日本の厳格な色料の規制に引っかからないようにと材料を集めたのが、交友のある日本人パティシエ青木定治氏だそうです!
しかも、同い年なんだそうですよ。
プラリネの魔術師と言われるロジェ氏のチョコレート、こちらは絶対に外せません。
香り高いプラリネさすがパトリックロジェ!
素晴らしいの一言に尽きます…。
香り高いプラリネとさっぱりしたアロマの組み合わせ アソートメント09
パトリックロジェおすすめチョコレート2個目は「アソートメント09」です。
ピエモンテ産のプラリネや厳選された素材が使用されている、パトリックロジェの人気高いボンボンショコラです。
3種の味が楽しめるアソートメントは、全く味わいが異なりずっと余韻に浸りたくなる一品。
クリスピーヘーゼルナッツプラリネは、コーティングがカカオの香りを残して一瞬で消えるととても香ばしくザクザクなプラリネが現れ病みつきになります!
レモングラス&ペパーミントガナッシュは、キュッとするライムの酸味の中からハーブの香りをほのかに感じ透明感のある味わいです。
クルミのマジパンは、少し独特の香りと酸味を感じつつマジパンがほろほろと崩れる食感が印象的なボンボンショコラになっています。
是非ご賞味あれ!
パトリックロジェは、最上のチョコレートを作るために常に最良の原材料を求め、日本の食材も取り入れています。
それがこちらのチョコレート。
フランスのショコラティエがショウガを使用するのは、珍しいのではないでしょうか?
ショウガ好き、チョコレート好きにはたまらないのではないでしょう!
自家製ジンジャーのコンフィとダークチョコレートのマリアージュ ベイジン
パトリックロジェおすすめチョコレート3個目は「ベイジン」です。
こちらはなんとパトリックロジェの自家農園で育てられたショウガのコンフィが使われています。
31%のブラックチョコレートが絶妙な厚さにコーティングされていて、甘さとショウガの爽やかな辛さがクセになるチョコレートです。
ロジェ氏は、「今後日本の食材を使うかどうかは、美味しいものがあればぜひ使いたい。ただし、流行だからとか、珍しいからといった理由から採用しない」のだとか。
流石ですね!
サロンデュショコラに出展時、なかなかの値段いつもびっくりしますが、どのチョコレートよりも秀でているので、まだ食べたことのない方もかなり興味が出たのではないでしょうか?
まとめ
日本ではサロンが出店されていませんが、通販で購入可能です!!
異色の経歴、そして名誉ある章を勲章しているショコラティエがつくるプラリネや厳選した素材を使ったチョコレートがいただけるのはパトリックロジェだけ!
2021年のサロンデュショコラに出展あるかが気になるところですが…(某ウイルスの関係で2021年はネット上で開催されるようですね♪)
プラリネの魔術師が生み出すチョコレート、気になった方は是非食べてくださいね^^
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